熊本空港は、昭和35年4月1日、熊本市の中心部から東方へ約7kmに位置する熊本市健軍町の旧陸軍飛行場跡地の一部1,200m×30mの滑走路を有する第二種空港として供用を始めた。その後、航空旅客需要の激増に対応するため滑走路を2,000mに延長する計画がなされたが、用地買収の困難やジェット機就航に伴う騒音問題が憂慮されたため、これを断念し移転の方針がとられた。41年には候補地の高遊原台地で飛行調査、気象調査を実施し、新しい熊本空港の位置がここに決定された。
そして42年度を初年度とする第1次空港整備5箇年計画の中で進められることとなり、43年10月に2,000m×45mの滑走路建設が始まった。
途中、熊本県の要望や大型機の就航が予測されたため、滑走路を500m延長して2,500mに変更し、46年4月1日に新熊本空港が開港した。
さらに第3次空港整備5箇年計画において滑走路を再び500m延長することが決定され、3,000mの滑走路が55年4月に供用を開始した。
この間、当空港は、標高193mの高台にあるため霧が発生しやすいことから、長年にわたり就航率の向上が課題であった。この対策として、平成3年度から ILS、飛行場灯火等の高度化整備を行い、平成7年9月から我が国で始めての低視程時でも滑走路までの誘導が可能となるCAT-V運航が始まり、就航率、定時性等が飛躍的に改善された。
また航空機の騒音に対処するため、50年6月にはいわゆる航空機騒音防止法に基づく特定飛行場に指定され対策を行っている。 |